【読書記録】 ルネサンスの世渡り術
こんにちは
変わった美術書を読みました。
タイトルは,「 ルネサンスの世渡り術」です。
マンガテイストの挿絵が多くとても読みやすかったです。
ルネサンス期の芸術家の仕事の取り方を簡単に説明している感じです。取り扱っている芸術家は,ダヴィンチ,ミケランジェロ,ティチィアーノ等の有名画家達です。
仕事の取り方といっても、炎上商法だったり、抜け駆けだったりいろいろあります。このあたりは現代に通じているところです。本自他は美術品の説明はほとんどなく,芸術家の生き方性格を理解できる本です。
例えば芸術家の自由を認めず事細かな注文をするモンスター顧客に対してどうするのか?ミケランジェロのダビデ像の設置場所はどう決めたのか?などなどです。かなり変わった事項を論点にしています。
難しそうな内容化と思いきや挿絵がポップでとてもわかりやすく読みやすい構成でした。芸術家と言えど商売人であり,人間であるということを知れる本なので,美術というものの考え方が少し変わるかもしれません。絵から芸術家の人に興味が出てきたような人におすすめです。